清原国際特許事務所の考え
清原国際特許事務所は、企業の技術開発、発明保護活動に長く関わり、或いは企業の顧問弁理士として知的財産権の国内外の確保、その権利行使の代理人、補佐人として活動しています。とりわけ、「発明をするための発想法とその訓練」を事務所の重要なテーマとして活動しています。
企業は技術開発の経過であるいは開発の結果物を対象として、発明の権利化を図り無体財産権を保有します。発明の成立が業務の範囲内からしか見られない企業は、技術者の自由な発想と開発力を摘んでしまう結果と成りがちです。
発明を幅広く、色々な場面で見いださせる訓練が技術者の人生を豊かに、また企業の発展にも寄与できるのです。
弊所は、技術開発の結果としての発明のみではなく、技術開発の目的としての発明とすべく、教育、訓練のための方法を提起しています。
では、先ず最初に、発明は企業にとってなぜ必要なのでしょうか。
それは、現代の時代認識から考えてみてください。我々が生きる、現在20世紀末から21世紀はどの様な時代なのでしょうか。この時代すなわち21世紀は知的所有権の時代となるのです。
その理由は、21世紀の前200年、19世紀と20世紀を振り返れば明らかです。
19世紀から20世紀は、概ね30年を区切りとして4区分に分けることができます。
第1期〜第4期:
まず、第1区分は、1800年を中心とした30年間です。この時代には、アークライトの自動織機やワットの蒸気機関、さらには紡績機関などが発明されました。イギリスの産業革命のころです。
次に、1850年を中心とした30年間は第2期です。この時代には、鉄鋼と鉄道網が整備されました。
更に、1900年を中心とした30年間は第3期で、第1次世界大戦を挿み電力、自動車、船舶、航空機等が発明実用化されました。
現代は、1950年を中心とした30年間は第4期になり、この時代も第2次世界大戦を挿み、エレクトロニクス、高分子化学、原子力、抗生物質が発明されました。
特に、第2次世界大戦中の三大発明は、原子爆弾、ペニシリン、レーダーと称されています。
第5期:
2000年を中心とした30年間:エントロピーミニマムを指向する技術
核融合、バイオテクノロジー等の技術が発明される。しかし、従来の発明が、巨大技術が中心で権引力であった発明・技術開発であった構造から中小技術を中心とする方向へ転換する。
発明はだれができるのか?
発明は天才のみがなす産物なのか? 否、発明は、数千人に一人しかできないものではなく、誰でもできるものである。
何故なら、主婦は台所で常に簡便な、労力の掛からない新しい方法を考えたり、家事労働の新しいやり方を考えている。
芸術家は、専門技術の習練とともに創造は仕事の重要な部分をなす。
事務所の社員は受け取った書類の効率的な整理の仕方を考えることができる。
工場では、常に創意と工夫により作業され発明をする素地に溢れている。
大企業の研究所や大学の研究室にのみ発明の機会があるのではない。
立派な発明家は、知能指数が最高である必要もなく、大学の科学や工学の成績がとりわけ優秀である必要はない。
科学や工学の試験の成績にすぐれる学生は、自らの知識の量にのみ自信をもち新しい発想に対し抑圧的であり、そんなことは誰でも出来ないと否定的に思考しがちであり、科学や工学の試験に弱い学生は永久機関のような突拍子もない着想を唱え固守しがちである。この様な傾向と弊害を是正することができれば、発明の機会はだれにでもある。
1940年にアメリカにおいて、特許法制定150周年記念祭に際し、アメリカの偉大な発明家18人が選出発表された。この18人は全て、貧乏人の家庭の出身で、大学を出たものは、8人だけであつた。
エリー・ホイットニ(綿繰機)、ロバート・フルトン(汽船)、サイラス・ホール・ミコーミック(刈り取り機)、サミュエル・モールス(電信機)、チャールズ・グッドイヤ(ゴムの硫化)、エリアス・ホウ(ミシン)、クリスフアー・ラサム・ショールズ(タイプライタ)、ジョージ・ウェスチングハウス(空気ブレーキ)、ベル(電話)、トーマス・エジソン(1093の発明)、ニコラ・テスラ(誘導電動機)、チャールス・マーティン・ホール(アルミニウム製造用ホールの方法)、オットマー・メルゲンターラ(自動鋳造機)、ライト兄弟(飛行機)、リード・フォレスト(真空検波器)、レオ・ヘンドリック・ベークランド(ベークライト)、ウィリアム.M.バートン(ガソリン精製のための石油の分溜)
●産業革命時の発明
発明はどの様して又何故なされたのか。
A)発明に学問は必要無い。
アークライト(Richard Arkwright)(1732〜1792)の
自動織機の発明の場合
B)必要は発明の母である。
ウェッジウッド(Josiah Wedgewood)(1730
〜1795)の
湿版による写真の実用化の場合
C)発明に学問は不要である。
アメリカ、オハイオ州デイトンのライト兄弟の場合
○コンセプト


